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キャラクター販促164 共犯意識

サントリー黒烏龍茶のCMが面白いですね。


今メルマガに取り上げるなら
グリコの「25年後のサザエさん一家」の方がタイムリーでしょう。


カツオが36歳にもなって、法事にバットを担いで登場するあたり、
ちゃんとキャラクターを踏襲しています。


けど、まだまだこれからですね。


それに対して黒烏龍茶はシリーズでもう何作も作り続けられていて
キャラクターが確立していますね。


このCMのキャラクターは中年の2人の中国人。
わりと裕福で美食家という設定のようです。


この2人が体のことを気にしながら、黒烏龍茶を免罪符に油こってりの
おいしい料理を食べるというストーリー。


「気をつけないといけないのは分かっているんだけど、つい・・・」
という、ちょっとした良心の呵責というか、
「わかるよね?」という共犯意識を刺激しているんですね。


うしろめたさを、あえて強調し、共有しているわけです。


この黒烏龍茶のCM、ずーっとこういう調子なんですね。
わかっちゃいるけど、やめられない。そういう心理への共感。
うしろめたい部分をふくめた共犯意識を狙っているのです。


主役は烏龍茶ということもあって中国人なのでしょうが、
中国人特有のオーバーアクションがコミカルで面白く人気です。


これが、中国人ではなく日本人男性だったら、自分と重なるので、
共犯意識より、余計なお世話という反発も生まれてくるでしょう。


つまり、中国人を使うということで、日本人との適切な距離を保ち、
キャラクターとして成立させているわけです。


キャラクターにイラストを使うのも、生臭さを消すというか、
対象との距離感を取るためでもあるんですね。


この微妙な距離感が共犯意識を生み出すもとにもなっているんですね。

参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 16:36 | Page Top ▲

たった1行の言いたいことを言うために書かれた小説

2008年10月からドラマになる『夢をかなえるゾウ』の著者が書いた
自己啓発小説の第二弾になるのかな?『雨の日も、晴れ男』


さすがに著者は「ウケる技術」「温厚な上司の怒らせ方」の水野氏だけあって、
単純に笑えます。ただし、「ゾウ」の会話の軽妙さや、シチュエーションの
面白さで笑わすのではなく、主人公アレックスの突飛な行動で笑わせているので、
笑いの質が違います。まぁ、「ゾウ」がチュートリアルの不条理漫才だとすると
『雨の日も、晴れ男』はエガちゃんの暴走パフォーマンスだね。

ポジティブシンキングもここまで来るとちょっと現実離れし過ぎ。
というか、ただの妄想が暴走しているだけって感じです。

いたずらな子供の神が書き残すメモも、「ゾウ」の教えのように意味のあるものではなく、
最後にワンダーが気づくたった1行のための伏線でしかありません。

その1行を読ませたいがために、水野氏はこの『雨の日も、晴れ男』を書いたのかなと思いました。

その数ページ後、本当の最後の最後に、もう一人のいたずらな子供の神シュナが
書き残すメモも意味深で、構成上、本当に言いたいのはこちらなんでしょう。
しかし、私にはなるほどと思えたのは、ワンダーの気づきでした。


Posted by born1963 : 15:44 | Page Top ▲

このビジネス書は通勤電車で読んではいけない

『社長が求める課長の仕事力』

これまでに約2,000社もの企業再建に関わり、
多くの課長の教育にも携わってきた著者の経験をもとに
社長の立場から「課長とはどのようにあるべきか」をまとめてあります。


「課長の仕事力」というタイトルがついてはいますが、役職に関係なく、
それこそ新入社員から経営者まで、誰が読んでも自身の仕事力を向上させる
絶好の材料になります。

だから、この本はマジで電車の中で読むような本じゃないです。
ちゃんと机の前に座って、手元にノートとペンを持って読んでください。

そうしないともったいない。
漠然と読み始めるとあまりにも重みのある金言の数々が、
砂が手からこぼれ落ちるように意識から漏れてしまいます。

私はあわてて電車の中で読むのを中断しました。

だから、本に線を引きながら、ノートに自分の解釈を書き加えながら
読んでください。そして、その日のうちに読み返してください。

そうしたら、ちょっとは安心できるでしょう。

それぐらい、充実した本です。

【 労力やコストは、平均点を全体的に引き上げるためより
 他社がけっして真似できないレベルまで差別化を進めるために
 優先して使うべきです 】

【ブランド戦略もそれと同じで、いきなり市場全体に
 ブランドを広めるより、身近なところから展開したほうが
 定着させられます】

【 ビジネスの信用は、お金の払い方に比例する 】

【営業マンが優先すべきは売上より利益であり、
 売上をつくる ために利益を減らすのは本末転倒の行為である】

などなど。。。
これだけ読めば、どこにでもあるように思うかも知れませんが、
ひとつひとつの言葉には、実際に現場で行われたエピソードが
付いていて、口先だけのものではないのです。

なかには
【たかが一円の重みを知ることから始める】
なんて、精神論みたいなことも書いてありますが、
実はそうではないのは読めばわかります。

とにかく、このような至言、金言が100近く、
この本のなかで紹介されています。

『社長が求める課長の仕事力』
問答無用でお勧めします。


Posted by born1963 : 15:38 | Page Top ▲

キャラクター販促163 ホスピタリティ

お笑いタレントの柳原加奈子さんが、ショップ店員の真似をやって人気ですが、
よく見かける光景が、上手に演じているからだと思います。


そしてその良く見かける光景が、お客様に一所懸命説明する店員さん。
懸命に説明すればするほど、お客様に逃げられるところ。


中にはお客様の方から店員さんに声をかけて説明を求めたのに、
店員の説明を途中でさえぎってお客様が立ち去ってしまうことも。


なぜそのようなことが起こるのでしょうか?


実は店員さんが接客ということを勘違いしているのです。


実は接客は商品を売るために行うものではありません。
接客の目的とはホスピタリティ、つまりお客様へのおもてなしなのです。


お客様に気持ちよくなっていただければ、接客は成功なのです。
そうすれば、そのとき売れなくても、いずれ商品は売れますから。


そしてそれはキャラクターも同じです。

ちょっと、想像してください。


ディズニーランドのゲートをくぐりました。


そうしたら、ミッキーマウスが両手にクッキーを持ってやってきて
「これ、僕の絵が入ったクッキーだから、買って。」

・・・・・ね。イヤでしょう?

キャラクターの仕事はお客様に楽しい思い出を作っていただくこと。
世界一有名なミッキーマウスですら、そうなのですから、
私たちのキャラクターならなおさらです。


商品やサービスを提供することで、お客様により良い体験をしていただく。
そういう意識をもってこそ、商品が動くんですよね。


キャラクターはお客様に親近感を持っていただくきっかけを作ったり、
わかり易くこちらからの情報をお伝えすることには、非常に役立ちます。


ですから、お客様へのホスピタリティという意識を持って
キャラクターを使ってください。


きっとお客様に愛されるキャラクターに育ち、
長い目で見たときに、より大きな売上につながることでしょう。

参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 19:14 | Page Top ▲

キャラクター販促162 言い切る

休みの日になるとカミさんが「夕食何にする?」と聞いてきます。
それで買出しに一緒に行って、その場でメニューを決めたりするのですが、
このところスーパーマーケットが変わってきたなと感じます。


惣菜の調理場をガラス張りにし、調理風景を見せたり、
生肉売り場に野菜と調味料を一緒に並べたり
と、食事提案に力を入れているように思えます。


専業主婦が多かった頃、かつてのダイエーが全盛だった頃のスーパーは、

『安いモノを並べておくだけ』で十分に価値があったと思います。

時間のある主婦たちは、自らの頭で夕食のメニューを考える余裕がありました。


当時のスーパーの成功要因は、良いモノをより安く仕入れ、
手に取りやすい状態で陳列することにありました。

ダイエーのキャッチコピーが「主婦の店」だったことを思えば明白ですね。


しかし、今は違います。
ご亭主がいつリストラされるかもしれないという不安を抱きつつ、
自ら働きに出て収入を確保することが当たり前です。
毎晩のメニューまで考えさせるのはあまりに酷というもの。


そこで、今、スーパーが求められているのはメニュー提案なのです。


そんな忙しい主婦に選ばれるスーパーになるためには、
徹底的に主婦の味方となることが不可欠です。


家庭で主婦がなるべく「頭」と「手」を使わずに済むよう、
助力するスーパーが求められているわけですね。


さて、振り返ってあなたは、
自社の成功要因は何かハッキリと認識していますか?


キャラクターを使う場合、その方針が大切なのです。


「主婦の味方」という方針なら、そのキャラクターも「主婦の味方」。
そこがハッキリしていれば、方針がぶれることはなく、
具体策な販売施策も出てきやすいものです。


逆にそこがモヤモヤしていれば、キャラクターの性格もコロコロ変わり、
キャラクターが死んでしてしまいます。


そうなれば、いくらキャラクターを導入しても効果は上がりません。
むしろ「子供だまし」とレッテルを貼られて、
逆効果になってしまう可能性すらあります。


自社の成功要因をズバリと言い切ってください。

参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 17:47 | Page Top ▲