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キャラクター販促150 時には不合理も

ラジオをBGMに仕事をしているのですが、先日、JWAVE(関東地方のFM局)で、
「正解も不正解もない」というクイズをやっていました。


「正解も不正解もない」って、既にクイズじゃないじゃん
ってツッコミつつ聞いていると「あなたの“自分らしさ”ってなんですか?」
という問いかけでした。(やっぱりクイズじゃないじゃん。)


それをきっかけに色々考えるのもいいと思いますが、
ラジオとしては、その問いかけに答えてもらうことで
番組を進行しようという意図でしょうね。


で、なにを言いたいのかというと、“自分らしさ”を考えていくと、
人と比較する意図があろうがなかろうが、人との差異に行き着きます。


で、なんでも脳科学の研究では、人は外見の差異以上に、
思考における個体差の方が数倍も大きいらしい。


ということは、人はそれぞれ違う対応をして欲しいということですね。


にも関わらず、今の世の中、コンビニやファーストフードのマニュアル化や
自動販売機などの無人化など、画一的な対応を迫られています。


慢性的に心が満たされない状況が続いているのです。


11日の日経MJにも面白い記事が出ていました。
『「おもてなしの心」満載 女性サービス係「アテンダント」が話題に』
という「えちぜん鉄道」の記事です。


えちぜん鉄道というのは、国鉄の民営化で第三セクターになった
福井県のローカル電鉄です。


どの第三セクター運営のローカル電鉄も、その経営に苦労していますが、
このえちぜん鉄道はなかなか業績が好調のようです。


その要因となったのが、この「アテンダント」。


若い女性が車内を巡回し、切符の発券などのサービスをしています。
(その沿線の駅は無地縁が多いのです)


「アテンダント」というくらいですから、
他にも観光の案内や、お年寄りの乗降補助などを行っています。


座った乗客と話すときには、乗客と視線を合わせるために、
床にひざをつくこともあるという丁寧な対応です。


もちろん、そんなサービスは他所ではやってませんので、
てっちゃん(鉄道ファン)が殺到しています。


また、この会社は地域密着型を進めるために
「乗客との接点を増やすため、切符の自動販売機も廃止した」
という徹底振りです。


常識的に言えば逆ですよね。


赤字路線だからJRになるときに切り捨てられ、
しかし、その路線がなければ地域が不便になるので、
税金を投入して第三セクターで運営することになったわけですから、
コストカットが強く求められたはずです。


しかし、コストを削れば魅力が薄れ、売り上げも減るという悪循環に
おちいることが少なくないのも事実です。


できる経営者の方々は、コストカットよりも、
「どうすれば顧客が喜ぶか。また利用したいと思うか」
そう考えるのだそうです。


キャラクターにしても、合理的に考えれば必要ありませんよね。
でも、それがあることで、お客様との接点がひとつ増える。
そう考えてください。


参考になれば幸いです。


追伸:そういえば牛丼の吉野家が食券機を入れていないのも、
「ご注文は?」という、お客様との接点が1つ減るからだそうです。

Posted by born1963 : 14:17 | Page Top ▲

リアルビジネスのヒントを求めている方に

『ありえない稼ぎ方。』

まず、ここに書いてあることは、著者自身が築き上げて来た実績そのものです。そして、ここに書いてあることは、目から鱗が落ちたというような斬新なものでもなく、ひとつひとつを取り上げれば、類書を読んだことがある人なら知っている程度の内容です。


著者はそれらをつなぎ合わせて、愚直に数稽古を繰り返し、成果をあげて来たのです。だから読むべきは、ノウハウではなく、著者のビジネスに向かう姿勢と、その考え方でしょう。


そして、その考え方には、ちゃんと成果が生まれた法則に従って、同じことを繰り返せば、また成果が得られるというものがあります。


つまり、著者の成功をまねできると著者は言っているのです。


もちろん、コピーというものは、オリジナルよりも劣化するのが定めですので、この本の通りに愚直にやったとしても、著者と同等のところまで上り詰めることはほぼ不可能だとは思います。


しかし、一定の成果は得ることができると思います。なぜなら、ここに書かれてある内容は、ネットに限らず、リアルなビジネスでも必要な考え方だからです。


賛否両論になるのは、この分野の書籍を出せば仕方ないことだと思います。しかし、この本は、そういう色眼鏡を外して読んだ時にその真価がわかります。


リストを大福帳に、メルマガを会報誌に読み替えても首肯する本です。


『ありえない稼ぎ方。』
むしろネットビジネスや小遣い稼ぎではなく、リアルビジネスのヒントを求めている方にこそ読んでいただきたい書籍です。


いまならキャンペーンやってますよ。


Posted by born1963 : 00:52 | Page Top ▲

キャラクター販促149 次世代Web活用のポイント

インターネットが一般的になり、商品の購買に際し、
お客様は価格や特徴、評判をインターネットで検索し、
また、感想を書き込んだりするようになりました。


今まで私たちは、いかにメッセージを伝えるかが重要だと考えていました。


もちろん、今もそれは変わらないのですが、
それに加え、Webサイトではよりお客様との親密なコミュニケーション、
メールも含めて“絆づくり”のメディアに進化しています。


そして今まで以上に重視されているのが、リアルとの連携です。
「続きはWebで」というような簡単なものではなく、
お客様が自発的に“検索”したくなるような仕組みが求められているのです。


ご紹介するのは大手の例ですが、非常に参考になります。


クラシエという漢方の会社が出している「海のうるおい藻」という
シャンプーがあります。
→ http://www.kracie.co.jp/products/uminouruoisou/index.html

このシャンプーのキャンペーンでは「うみうる」というキャラクターを創り、
個性化を図っています。
→ http://www.umiuru.jp/index.html


商品自体は漢方がベースですので、「やさしさと調和」がエッセンス。
そしてこの「うみうる」は商品とは無関係に、海の中の調和を守るため、
困った仲間を助ける存在として描かれています。


もちろん、Webサイトを作っただけでは、埋もれてしまうので、
リアルを使った誘導施策もとられています。


まず、キャラクターのデビューイベントで、タレントさんと一緒に
着ぐるみが幼稚園の一日園長先生になりました。


なぜ幼稚園かというと、この商品のメインターゲットを
幼稚園児の母親層としたからです。


理由はお分かりの通り、ファッションではなく、あくまでも

“漢方の優しさ。=こどもに使うのにも安心”

という意図からですね。


そして、タレントさんと一緒に一日園長でしたら、
TVをはじめ、各種媒体で取り上げられることが容易に予想できますね。
その効果は投下した金額の比ではないでしょう。


さらに、幼稚園に配られるフリーペーパーに漫画を掲載。
ホームページはブログパーツやデジタルコンテンツのプレゼントなど、
「うみうる」のファン化を促しています。


そして人気が出たところで、クレーンゲームのぬいぐるみや
CDの発売など、多角的な展開をしています。


こういうことを書くと大手だから、と思われるかもしれませんが、
やりようによってはさほど費用がかからないものです。


タレントさんを使うにしてもイメージキャラクターに使用するのなら、
相応のギャラが発生しますが、1日店長とかなら知れています。


事前に上手くリリースを配信しておいて、
媒体の取材でも受ければ、それだけで元が取れるでしょう。


フリーペーパーにしても、配布先が絞られているものなら、
ただ駅などで、ばら撒かれるものより廉価です。


それに漫画なら自社のチラシの隅に4コマ漫画でも連載すれば、
それだけでもチラシの反応は違ってきます。


でも、宣伝をしなかったら意味がないんじゃないか?
あなたはそう思われるかもしれませんね。


しかし、今は商品がイメージや物語で売れる時代なのです。
もう何を買ってもそんなに失敗はしない、とお客様は思っています。
商品の品質にそんなに差はないのだと知っているのです。


まして日用品などは、店頭でブランド選択が行われます。
事前から明確に決めた商品を迷いもなく買うほうが少ないのです。


そういう状況の中で、あらかじめキャラクターに触れ、
お気に入りとして認識されてるお客様が、店頭に立ったとき、
キャラクターの顔が目に入った瞬間に勝負はつきます。


参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 17:58 | Page Top ▲

キャラクター販促148 言葉VSイメージ

前回、言葉が大切だと書きましたが、実はそれには前提があります。


もちろん、お客様の利益になるというのは当たり前なんですが、
それだけではありません。


あなたが、服などを買いに行ったときに、
あれこれ付きまとって説明してくれる店員さんがいたら、
ちょっと煩わしいですよね。


その店員さんが、売ろうかなとしているのではなく、
あなたに似合う服、コーディネートを教えてくれるとしてもですよね。


つまり、言葉は使えば使うほど、お客様はプレッシャーを感じ、
あなたを避けるようになる。


だからまずお客さまに話をさせる。
そしてお客様を受け入れる。


言葉を使うのはその後なんですね。


相手にエネルギーを与えて、
エネルギーを受け取る循環のプロセスです。


じゃあ、どうやって、最初にお客様に話をさせるのか?


それは、あなたがお客様にイメージを送り続けること。


それは別に直接なにかモノを送りつけるということではなくって、
店なり会社なりがかもし出すモノです。


そのモノはいろいろとあるでしょうけど、
キャラクターをつくると比較的簡単にイメージを作ることができるのですね。

Posted by born1963 : 19:01 | Page Top ▲