トップページ >キャラクター > メールマガジン2> マニア化のジレンマ キャラクター販促120

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス:

マニア化のジレンマ キャラクター販促120

の週末、「エクスマキナ」という映画を見てきました。
「攻殻機動隊」で有名な士郎正宗氏原作の漫画「アップル・シード」の
続編というか、原作にはない別ストーリーです。


販促とは関係ないという声が聞こえてきそうですが、さにあらず。
サービスの開発とかに関係してくる話です。



この映画、Yahoo!映画のレビューでは評価が低いのすが、
「アップル・シード」はDVDも持っている位のファンですし、
少し前に公開されていた「ベクシル」を見にいけなかったし、
ある“確信”もあって、見に行ってきました。


やっぱり思ったとおり、個人的には好きな作品に入ります。
ある“確信”が当たっていたわけです(笑)。


映画は、一見すると非常に単純な娯楽作品の様に見えるのですが、
しっかりと主役所の三人の個性はしっかりと描いています。


SFでは時折、この人間が描けていない作品があるので、とても大切です。


ベースとなるストーリーは比較的単純で、原作者の士郎正宗氏の
“読む漫画”ほどストーリーが緻密ではありませんが、
2時間で完結させる映画には単純さも必要だと思います。


ネットワーク社会の脆弱性とテロリズムの脅威を縦糸に、
ヒロインと全身殆ど機械のサイボーグ彼氏、彼氏のDNAで作られた、
かつての生身の彼氏そのままの姿のバイオロイドとの三角関係を横糸に
ハリウッド的なわかりやすさで描いています。


しかしYahoo!映画のレビューでは☆1つのオンパレード(苦笑)


小道具が出てきた時点で先が読めるという部分はあるにしろ、
アクション映画ではそれは“アリ”だし、敵の意図(動機)の弱さも
現実に起こった事件(オウムの国家ごっこ、ヒットラーの第三帝国)を
振り返っても、一般人にはうかがい知れないという点では同じです。


ただアクションだけを見たい人は恋愛部分が嫌いだろうし、
原作ファンにはあまりにも原作とかけ離れたシンプルさが受け付けないだろう。


でも、娯楽映画として見たらストーリーを追いかけるのに
神経を使わなくて済む分、アクションが楽しめて、
ヒロインの心の揺れにも共感できるんじゃないかと思います。


実際、Yahoo!映画のレビューでも、役に立った順番に並べると
高い評価をしているレビューが上位に来る。


一般の評価というのは、コアな原作ファンとは違うのでしょう。
それこそが、私の言うある“確信”の正体です。


つまり、読む漫画とまで言われる士郎正宗氏の緻密な原作が好きな人には
設定だけを拝借してきた別物に見え、許しがたいのでしょうね。


しかし、原作に忠実に作りこめば作りこむほど、
一般のお客様から乖離してしまう。


興行(DVDの販売まで含めると)的に見ると、
コアなファンを相手にすると、ある程度の数字は読めるけれど、
大きなヒットは望めない。


一般のお客様を相手にするとヒットするかもしれないけれど、
コアなファンからの批判を浴びる。


一種のジレンマですね。


ここで気をつけなければいけないのは、コアなファンだけを相手にする場合、
初心者が参入できず、市場はどんどん小さくなっていくということです。


たとえばゲーム機。


現在、特に据え置き型はNintendoの一人勝ち状態ですね。
逆にPS3は、莫大な赤字(当初から予定はされていたにしろ)を抱え、
半導体部門を売却しなければならないほどです。


WiiやDSの戦略は新しいファン層を取り込むことでした。


家庭用ゲーム機と言えば、何時間もプレイできるように設計するものですが、
WiiやDSのソフトは数分程度で1プレイができるものが多いです。


操作系の単純化(技術的な単純化ではなく、直感的に操作できるという意味)
と合わせて、今までゲームに無関心だった人の取り込みに成功しています。


逆にPS3やPSPの戦略はそれまでのゲームの発展形でした。
綺麗なグラフィックと高機能。PSPでしたか操作性に疑問の声が出たとき、
機械に合わせろ的な発言が経営側から出た記憶がありますが、
私なんぞにはボタンが多すぎてよくわかりません。


これは間違いなく言えますが、初心者が参入できない市場は衰退していきます。

じゃあどうするか?

実はWiiもDSもヒットタイトルの続編は作られています。
以外にも、マニア(というかリピーター)も大切にしているんですね。
(まぁ、マニアにはまだ物足りないようですが・・・)


つまり、初心者から段階を経て、ヘビーユーザーに育てるという
ステップが必要になってくるのでしょう。


パソコンにしても、今やVistaではなくあえてXPを選べるようになっています。
(旧型ではなく、新製品でもOSのダウングレードがあるのです)


私たちが販促を考えるとき、顧客の声を聞くことはやりますが、
逆に顧客ではない人(初心者)の声を拾い上げる必要があるということですね。


参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 13:10 | Page Top ▲

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス: