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キャラクター販促123 戦略的なクチコミ

クチコミが強力なマーケティングツールだということは
皆さん、ご存知だと思います。


しかし、当たり前の話ですが、クチコミを自由に起こすことはできません。
なぜなら、お客様の自主性に任されるからですね。



ただ、多少なりとも意図的に導くことはできるわけです。
それが、前回書いた「あなたが得意なことを、
お客様が他の人につい話したくなるくらい、独創的かつ、徹底的にやる」
ことだったり、「お客様が期待していないところで、
サービスを提供する」ことだったりするのです。


しかし、それにしても受身であることには違いありません。


では、攻めのクチコミ戦略はないか?

実はひとつだけあります。
それも、皆さんご存知なんですけど、意外とやっていないことです。

それは。。。

「ご紹介プログラム」です。

大手が資本に物を言わせてやっているのと基本的に同じです。


「お客様を紹介してください。ご紹介いただいたお客様には○%割引、
ご紹介くださったあなた様にも○円キャッシュバックいたします」


とか言うやつですね。


もちろん、大手と同じコトをして中小が成功するはずありません。
中小ならではの小回りを利かせて、ほんの少しアレンジするのです。


例えば大手ならばら撒きですけど、
あなたのところでは、上得意のお客様にだけお願いする。


あるいは、上述の「お客様が期待していないところで、サービスを提供する」
時に、「お気に召していただいけたら、お友達をご紹介ください」
と裏にお客様の名前を書く欄を設けたクーポン券を差し上げる。


もちろん、ご紹介いただいたら、必ずお礼の葉書くらいは送りましょう。
文は定型のものでいいですが、手描きにすること。
これは凄く大切ですよ。


これをしなかったら、逆に悪いクチコミが立ちます。
「あの店は客を紹介してやったのに、礼のひとつも言わない」って。
そんな噂が流れたら、回復するのは困難ですからね。


参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 10:57 | Page Top ▲

キャラクター販促122 クチコミを刺激する方法

どうしてもキャラクターの話が多くなってしまうので、
今回は、このメルマガのもう一本の柱、クチコミについてです。


一般にクチコミというのは、
「あなたが得意なことを、お客様が他の人につい話したくなるくらい、
独創的かつ、徹底的にやる。」と、ブレイクするといわれています。



あなたの得意なことが、特別なことでなくてもいいのです。
それをさも特別なことのように仕立ててあげるのです。


前にも書きましたが、ディズニーランドの得意点はパークの清潔さです。
そしてカストーディアルは真っ白な制服で、
まるで掃除も1つのショーであるかの如く優雅に行われています。


つまり掃除ですら、工夫次第でクチコミのアイデアになるんですね。


さらに、クチコミが起こりやすい仕掛けをそこにほどこしてやる。


例えば、子供がカストーディアルに道を聞いたら、
必ず目線の高さになって会話する。小さなシールをプレゼントする。


普段、ゴミを取るときも、絶対にしゃがみこまない。
(その理由が知りたいという人は、完全に術中にはまっています)


などなど。


この場合カストーディアルをキャラクターに置き換えれば、
よりキャラクター販促として理解しやすいと思います。


参考になれば幸いです。

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編集後記
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はちょっとだけいい話を聞きました。

いえね、私の務めている会社の社長なんですがね、
つい先日、酔っぱらって財布を落としたんですよ。


ほんの数十メートル歩いて気がついて、戻ったんだけどもう無かった。


現金自体は、5000円ほどしか入ってなかったらしいけど、
まぁ、カードやなんやかやで、翌日は再発行の手続きとか
結構、バタバタしてましたね。


それが、今日、警察から連絡があって、帰ってきたのです。
しかも、現金も手つかずのまま!


拾った方は近くに交番がないものだから、わざわざ1km以上離れた
警察署まで届けてくれたのだそうです。


しかも、お礼はいらないってことで。


今、個人情報保護の問題があって、お礼をしたいからって
警察は拾った人のことを本人の許可無く教えることはできないのです。


ですから、誰が拾ってくださったのかも分からず仕舞い。


ま、それはともかく、素晴らしい!
世の中、捨てたもんじゃないですな!


Posted by born1963 : 16:10 | Page Top ▲

キャラクター販促121 悪役

悪役というキャラクターについて考えてみたいと思います。


実は悪役というキャラクターは人気を博することが多いのです。
古くは死神博士、アシュラ男爵、パンサークローなどなど。


昔、バラエティー番組で人気だったザ・デストロイヤーという覆面レスラーも
もともとは白覆面の魔王と呼ばれるヒールだったのです。



そして意外なことにあのサンリオにも「バッドばつ丸」という
悪役キャラクターが存在し、人気を博しています。


映画のバットマンにしても、悪役には気を配っていますよね。
キャスティングにしても主役以上の大物を起用したりしていました。


じゃあ、なぜ、悪役キャラクターは人気があるのか?
それがわかれば、販促キャラクターに取り入れることができるかもしれません。


それで私なりに考えてみたのですが、結論はベタなところに落ち着きそうです。


それは、私たちが社会生活を営む上で自分を抑えている部分、
我慢している部分を代弁しているから。


ある意味、人間の欲望の表れと言っていいかもしれませんね。
これが真っ当な願望なら悪役にはならないのです。


例えば、多くの人は子供の頃、スポーツ万能、成績優秀、
品行方正な優等生ではなかったわけです。


もし、そんなヤツが身近にいたとしたら、嫉妬しません?
しかもそいつが「それほどでもないよ」なんて謙遜したら、
ぶち殺してやりたくなるでしょう(笑)。


しかし、そんな優等生を鼻にもかけない、
圧倒的な力を持つガキ大将がいたら、憧れませんか?


それが悪役キャラクターなんですね。


優等生が人気を得るには、それこそ全てができても難しくて、
それが他を圧するくらい突き抜けていたら憧れの対象にもなりますが、
そうでないなら、さらにプラスアルファの要素「妹思い」であったりという
別の要素、意外な一面が必要になります。


その点、悪役は圧倒的に秀でたものが1つあればいい。
そしてその秀でたものを堂々と誇示すれば、
謙遜が美徳といわれる日本では立派な悪役になれるのです。


ただし悪役は他者を貶めてはいけないんですね。
そんなことをすると一気にお客様は引いてしまいます。


亀田一家や沢尻エリカさんのように、
最近一気に人気を落としたヒールを見てもそれはわかると思います。


その点を踏まえれば、悪役は人間の欲望の現れですから、
善玉よりインパクトの強いキャラクターが作れると思います。


そして欲望を刺激すると財布の紐を緩めさせることができる。。。


それは、メタボとか成人病予備軍とかで、トクホとかが売れている一方、
メガマックなどの高カロリー食品がヒットしていることでも明らかですね。


参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 11:36 | Page Top ▲

マニア化のジレンマ キャラクター販促120

の週末、「エクスマキナ」という映画を見てきました。
「攻殻機動隊」で有名な士郎正宗氏原作の漫画「アップル・シード」の
続編というか、原作にはない別ストーリーです。


販促とは関係ないという声が聞こえてきそうですが、さにあらず。
サービスの開発とかに関係してくる話です。



この映画、Yahoo!映画のレビューでは評価が低いのすが、
「アップル・シード」はDVDも持っている位のファンですし、
少し前に公開されていた「ベクシル」を見にいけなかったし、
ある“確信”もあって、見に行ってきました。


やっぱり思ったとおり、個人的には好きな作品に入ります。
ある“確信”が当たっていたわけです(笑)。


映画は、一見すると非常に単純な娯楽作品の様に見えるのですが、
しっかりと主役所の三人の個性はしっかりと描いています。


SFでは時折、この人間が描けていない作品があるので、とても大切です。


ベースとなるストーリーは比較的単純で、原作者の士郎正宗氏の
“読む漫画”ほどストーリーが緻密ではありませんが、
2時間で完結させる映画には単純さも必要だと思います。


ネットワーク社会の脆弱性とテロリズムの脅威を縦糸に、
ヒロインと全身殆ど機械のサイボーグ彼氏、彼氏のDNAで作られた、
かつての生身の彼氏そのままの姿のバイオロイドとの三角関係を横糸に
ハリウッド的なわかりやすさで描いています。


しかしYahoo!映画のレビューでは☆1つのオンパレード(苦笑)


小道具が出てきた時点で先が読めるという部分はあるにしろ、
アクション映画ではそれは“アリ”だし、敵の意図(動機)の弱さも
現実に起こった事件(オウムの国家ごっこ、ヒットラーの第三帝国)を
振り返っても、一般人にはうかがい知れないという点では同じです。


ただアクションだけを見たい人は恋愛部分が嫌いだろうし、
原作ファンにはあまりにも原作とかけ離れたシンプルさが受け付けないだろう。


でも、娯楽映画として見たらストーリーを追いかけるのに
神経を使わなくて済む分、アクションが楽しめて、
ヒロインの心の揺れにも共感できるんじゃないかと思います。


実際、Yahoo!映画のレビューでも、役に立った順番に並べると
高い評価をしているレビューが上位に来る。


一般の評価というのは、コアな原作ファンとは違うのでしょう。
それこそが、私の言うある“確信”の正体です。


つまり、読む漫画とまで言われる士郎正宗氏の緻密な原作が好きな人には
設定だけを拝借してきた別物に見え、許しがたいのでしょうね。


しかし、原作に忠実に作りこめば作りこむほど、
一般のお客様から乖離してしまう。


興行(DVDの販売まで含めると)的に見ると、
コアなファンを相手にすると、ある程度の数字は読めるけれど、
大きなヒットは望めない。


一般のお客様を相手にするとヒットするかもしれないけれど、
コアなファンからの批判を浴びる。


一種のジレンマですね。


ここで気をつけなければいけないのは、コアなファンだけを相手にする場合、
初心者が参入できず、市場はどんどん小さくなっていくということです。


たとえばゲーム機。


現在、特に据え置き型はNintendoの一人勝ち状態ですね。
逆にPS3は、莫大な赤字(当初から予定はされていたにしろ)を抱え、
半導体部門を売却しなければならないほどです。


WiiやDSの戦略は新しいファン層を取り込むことでした。


家庭用ゲーム機と言えば、何時間もプレイできるように設計するものですが、
WiiやDSのソフトは数分程度で1プレイができるものが多いです。


操作系の単純化(技術的な単純化ではなく、直感的に操作できるという意味)
と合わせて、今までゲームに無関心だった人の取り込みに成功しています。


逆にPS3やPSPの戦略はそれまでのゲームの発展形でした。
綺麗なグラフィックと高機能。PSPでしたか操作性に疑問の声が出たとき、
機械に合わせろ的な発言が経営側から出た記憶がありますが、
私なんぞにはボタンが多すぎてよくわかりません。


これは間違いなく言えますが、初心者が参入できない市場は衰退していきます。

じゃあどうするか?

実はWiiもDSもヒットタイトルの続編は作られています。
以外にも、マニア(というかリピーター)も大切にしているんですね。
(まぁ、マニアにはまだ物足りないようですが・・・)


つまり、初心者から段階を経て、ヘビーユーザーに育てるという
ステップが必要になってくるのでしょう。


パソコンにしても、今やVistaではなくあえてXPを選べるようになっています。
(旧型ではなく、新製品でもOSのダウングレードがあるのです)


私たちが販促を考えるとき、顧客の声を聞くことはやりますが、
逆に顧客ではない人(初心者)の声を拾い上げる必要があるということですね。


参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 13:10 | Page Top ▲