トップページ >キャラクター > メールマガジン2> キャラクター販促095 『ロッキー』から学ぶキャラクター

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス:

キャラクター販促095 『ロッキー』から学ぶキャラクター

さて『ロッキー』です。
言うまでもなく、シルベスタ・スタローンが生み出したキャラクターです。



しがない4回戦ボーイで、やくざの使い走りで生計を立てていたロッキー。
その彼がチャンピオンの遊び心で対戦相手に選ばれる。


プロとして自分の実力はわかっている。
絶対に勝てないのはわかっていて、
それでもフルラウンドが終わっても立っていよう。


それができたら、もう一度人生をやり直そう、エイドリアンと一緒に。
そう決意してリングに上がる。


ものすごく悲壮ですね。泥臭いですね。
でも、これがロッキーなんですね。


そして15ラウンド戦い抜くんです(当時は世界戦は15ラウンドでした。
最近は安全性を考慮して12ラウンドになっているようです)。


でも、やっぱり試合には負けちゃうわけです。


でも、ロッキーは試合結果なんかどうでもよくって、
エイドリアンの名前を連呼して彼女を探すわけですね。
(これがこの映画を見てなくても、なぜかみんなが知っている
有名な「エイドリア〜ン」て叫ぶシーンです)


当時、スポーツを題材にした映画では、
主人公が最後に負けるなんてありえなかった。


とことん泥臭いわけです。
そしてこの泥臭さがスタローンの個性ともマッチして、
彼を一躍スターダムにのし上げたんですね。


この映画がどれくらい凄かったかというと、
第49回アカデミー賞
受賞・・・作品賞/監督賞/編集賞
ノミネート・主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/脚本賞/歌曲賞/音響賞
第31回英国アカデミー賞 作品賞/主演男優賞/監督賞/脚本賞ノミネート
第34回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞
第42回ニューヨーク批評家協会賞 助演女優賞
第2回ロサンゼルス批評家協会賞 作品賞(『ネットワーク』との同時受賞)
第1回日本アカデミー賞 最優秀外国作品賞
第20回ブルーリボン賞 外国作品賞
第51回キネマ旬報賞 委員選出外国語映画第1位/読者選出外国語映画第1位
2006年、米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録。


無名の俳優が自分で書いた脚本で主演し、B級の低予算映画の監督で、
プロデューサーもなしという映画
でしたが、最高の評価を得ました。


2作目もその泥臭さは継承されます。


エイドリアンと結婚するものの、眼球に負傷しボクシングを止められ、
名声を利用してCM出演するも失敗。


もともと単語のつづりもわからない無学ですから、
ろくな仕事もなく、エイドリアンにも苦労をかける。
結果、エイドリアンが入院しちゃうわけです。


対するアポロもお遊びのつもりが、
無名のボクサーに苦戦させられたことがものすごく屈辱的なのです。


今度こそすっきり勝ちたいアポロはもう一度ロッキーをリングに呼びます。
で、生活に困っていたロッキーは、戦わざるをえなかった。


ここでも再起をかけた泥臭い男の映画を貫いてます。


スタローンも堕落していた時と再びリングに上がるときと、
20kg以上も体重を増減させて役作りしました。


スタローンも相当泥臭いですね。


ところが、3作目でロッキーという映画が変質します。
ヒューマン・ドラマが影を潜めて、アクション・シーンに重きを置いた
スポ根ものの豪華なB級映画になってしまいます。


ところが皮肉なことに、もともとロッキーは3部作だったという話で、
その宣伝に踊らされてファンがどっと詰めかけ、映画は大ヒットします。


映画のラストはチャンピオンに返り咲いたロッキーが
元チャンプで今は親友になったアポロと、
ジムのリングで本気のスパーリングをはじめるところで終わります。


映画としてはカッコのいい終わり方で、
単品のアクション映画としてならそれなりの評価が付くと思います。


が、ファンは納得しません。
なぜなら、ロッキーの終わり方がカッコよすぎるから。


ボロボロになって汗みどろで、それでも最後に両手を挙げて
「ウオォォォ〜ッ!!!」って言うのをファンは見たかったんですね。


それがロッキーがスーパーヒーローになってしまい、
1作目で評価された泥臭いロッキーから離れてしまった。


もちろん、脚本、監督のスタローンに対する不満も強くなりました。


そして4作目が作られます。
ところが政治色が濃厚になり、まるでネオコンの啓蒙映画になってしまった。


しかし、これまた宣伝費もかかっているし、東西冷戦が終結し、
ソ連の秘密のベールがのぞけるような気がしたのと、
相手役のドルフ・ラングレンがカッコイイというので大ヒットします。
(ラングレンは当時、ファッションモデルで、
極真空手のヨーロッパチャンピオンだったのも宣伝に一役買っています)


もちろん評価は下がる一方です。
この映画でロッキーはそのキャラクターに致命的な変質をきたします。


ロッキーというのは徹頭徹尾泥臭いだけでなく、
純粋で、不平も言わないし、決して怒らないキャラクターなんです。


それが復讐のためにリングに上がってしまうんですね。
そして政治的な発言もする。これはファンに対する裏切りでした。


ちなみに本作は、第6回ラジー賞10部門中の8部門(ワースト作品賞、
ワースト監督賞、ワースト主演男優賞、ワースト助演男優賞、
ワースト助演女優賞、ワースト脚本賞、ワースト音楽賞、ワースト新人賞。
ノミネートされなかったのはワースト主演女優賞とワースト主題歌賞のみ)
にノミネートされ、5部門(ワースト監督賞とワースト主演男優賞の
ダブル受賞:シルヴェスター・スタローン、
最低助演女優賞とワースト新人賞のダブル受賞:ブリジット・ニールセン、
ワースト音楽賞:ヴィンス・ディコーラ)を受賞するという
映画の評価としては最低とも言える結果も残しています。


そして5作目。
もう、このころはスタローンの評価も下がっていて、
ロッキーの知名度に頼らざるを得なかったのかもしれません。


で、この5作目はロッキーシリーズ最悪の駄作というレッテルを貼られます。
なにしろあのロッキーが怒ってストリートファイトしちゃうんですから。


私は4作目で裏切られたと感じ、この5作目は見ませんでした。


この映画は評価だけでなく、興行成績もシリーズ最低でした。
受賞こそしませんでが、ラジー賞10部門中の7部門
(ワースト作品賞、ワースト監督賞、ワースト主演男優賞、
ワースト主演女優賞、ワースト助演男優賞、ワースト脚本賞、
ワースト主題歌賞)にノミネートされました。


そして本作。やっと昔のロッキーに戻ります。


これから見る人のために多くは書きませんが、
そこには泥臭くって、不器用で、純粋で、
決して怒らないロッキー像があります。


まぁ、最後の花道だから許されるだろうけど、
試合後のシーンはちょっとタフネスすぎるような・・・。


ま、それはともかく、この映画はかなりのヒットが予想されていますね。
実際に、客足はいいようですし、比較的好意的な意見が多いようです。


この映画のシリーズで学べることは、
キャラクターというのはぶれてはいけないってことです。


ぶれてしまうと一気にお客様が離れていきます。
それは販促に使うようなキャラクターでも一緒です。


私たちがキャラクターを作るとき、きちんと世界観を設定して、
決してそこから外れないようにしなければなりません。


使い方も同様です。ルールを決めてそれに従う。
それがキャラクターを長生きさせるコツでもあるのです。


参考になれば幸いです。


このメルマガを読んでロッキーの1作目を見たくなった人、
Amazonで1490円でDVDが売っていますよ
『ロッキー』

Posted by born1963 : 17:37 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス: