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キャラクター販促073 キャラクター販促の実際

今、本業でキャラクターを使った仕事を2本平行してやっています。


1つは絵本からアニメになった超有名キャラクター。
これはスポンサーが版権契約しているもので、
とりあえず既存の絵を入れてツールをデザインし、
最終的に作者の方が、そのスペースにあわせて描き起こしてくださいます。



もちろんデザインのチェックも入りますが、
レギュレーションを見る限りにおいて、最初にきちんと契約を結べば
(つまり、その商品がキャラクターの世界観を外していなければ)
それほど厳しくはないようです。


それでも、そのキャラクターの世界観を崩さないよう、
また、キャラクターが自らが宣伝しているように見えないよう気を配ります。


借り物ですから、当然と言えば当然ですね。


もう一方は、とあるサイトのリニューアルです。
公開したらお知らせしますが、これは私がキャラクターを描いています。


ぶっちゃけた話30人近いキャンギャルがいて、
彼女たちが出演するキャンペーンの情報を流したり、
彼女たちのブログがメインコンテンツになります。


つまりキャンギャル自体がキャラクターなんですが、
彼女たちの写真をそのままキャラクターとして使うわけにはいきません。


30人近い集団ですし、いくら中心メンバーが決まっているとはいえ、
ホームページで複数の人間の写真をキャラクターがわりに使うのは
非常に使い勝手が悪いからです。


まず写真だとある程度の大きさが必要です。
その上、使うごとに違う写真では見た目にも非常に煩雑になります。
(とは言え、同じ人ばかりを使うわけにはいきません)


そこでキャンギャルのコスチュームを着たキャラクターをデザイン、
ロゴと組み合わせたり、小見出しのアイキャッチなどに使うことにしました。


スポンサーに見せたところ、気に入っていただいて、
印刷媒体でも使いたいというリクエストもいただきました。


受注した仕事にキャラクターは含まれていなかったのですが、
あった方がサイトをデザインする上で便利ですし、
イメージ作りにも役立ちますので、提案してみたのです。


これは少し前に、クチコミを解説した時の「思いがけないサービス」ですね。
(もちろん無料ではありません。サイトだけで初期費用100万、
毎月のルーチンの更新費10万、その他リアルなイベントなど、
大きなプロジェクトですから、やりくりの範囲内です)


そして、こういう提案をすることで値引きを回避することもできるのですね。


以上、参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 19:29 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクター販促072 コンセプト

すこし前になりますが、柴田書店レストランニュース.comが、『ファーストキッチンの新業態「ポテトパラダイス」2号店・3号店・4号店を一挙にオープン』という記事を配信しました。


記事を読むと『2号店より、店舗デザインも一新、
“見習い魔女”をモチーフにしたストーリー性のあるイラストを導入。』
とあります。


これは、キャラクター販促そのものですね。
ということで、これはお伝えしなければならないと思いまして、
本日のテーマにさせていただきました。


実はこの「ポテトパラダイス」1号店は、千葉県柏市の「モラージュ柏」という
複合ショッピング施設のレストラン街にこの春オープンしました。


もともとファーストキッチンは、「ポテトのフレーバーを増やす」ことによって
独自のポジションを築くことに成功したのですね。


そこで通常の店舗で好評のポテトを前面に押し出した
フライドポテトの専門店として、「ポテトパラダイス」を立ち上げたのです。


ところが、この一号店、クリームソーダ(のようなもの)とセットの方が
値段が安いとか、レストラン街だけに、ホットサンドを主力として
据えていたりとか、ポテトのフレーバーはファーストキッチンと同じだったり
とかで、イマイチ客足が伸びませんでした。


そこで、単に商品を増やすのではなく、
店舗にストーリーを持たせるという戦略をとることにしました。


で、考え出されたのが
「見習い魔女の『マージ』が魔法を使いポテトを色々な味に仕上げていく」
というコンセプト。


このコンセプトを聞けば、単なる「ポテト専門店」よりも、
明らかに若い女性をターゲットにしたお店だと分かりますよね。


つまり、キャラクターの導入で店の性格が明確になったんですね。


実際の業態開発では、コンセプトが先か、キャラクターが先か
という疑問は残りますが、お客様から見た場合、
どっちが先かではなく「具体的にはどんなお客が集まる、どんな雰囲気の店?」
という方が大切な問題なんですね。


要は「(客である)私たちにふさわしい店かどうか?」を
お客様は見ているわけです。


キャラクターは、それをわかりやすく伝えることができるんですね。


この新業態の2〜4号店は日経MJでも取り上げられるほど、
好調な滑り出しをしているようです。


以上、参考になれば幸いです。

Posted by born1963 : 08:51 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

単純接触効果 キャラクター販促071

単純接触効果というのは、心理学用語で、
接触回数が多いほど、親近感を覚えることを表しています。


私がキャラクターを販促に使うときには、
徹底的に露出をしましょうと語っているのは、そのためです。


一例を挙げましょう(実はこれが書きたかった(^_^;)。



押切もえさんというモデルさんがいます。
エビ売れの回にちょっと触れたかと思いますが、CanCamモデルの3番手です。


この方がブログを書いておられるのですが、
他のタレントさんのブログと違って、海外にロケとか出ている時以外、
ほぼ毎日更新されています。

Moemode→ http://ameblo.jp/moemode/


ライバルの山田優さんは音楽や演技の方にウエイトを移し、
モデル以外で活躍の場を広げています。


また、モデルとしては明らかにエビちゃんと差がついてしまいました。
年齢的にも次のステップを考えなければならないところに来ています。


そのうえ、若い女性には絶大な人気でしたが、それに比べると、
男性からの人気は今一つという評価でした。


しかし、このブログをはじめてから少しずつ状況が変わってきました。


彼女のブログはサイバーエージェントの「アメーバブログ」ですが、
いまや同社の人気ランキングでは堂々の第一位です。


本業では、姉Can(CanCamの別冊、CanCamの上世代向け)で単独カバーを飾り、
姉Canは来春から月刊化、その専属モデルの座を確保。


そして報道バラエティ番組「スタ☆メン」で、準レギュラーになり、
パネラーの女性陣では一番の位置を確保。


テレビでもバラエティ番組に出演したり、確実に男性ファンも育っています。


文字・活字文化の日読ませ大賞のイメージキャラクターに選ばれ、
安倍総理に愛読書を進呈。


つい先ごろも『愛ゆえの孤独 太宰治の世界 押切もえが辿る斜陽の時』
というDVDをリリース。


初DVDにも関わらず、モデルという容姿を飯の種にしている人種にあるまじき、
文学作品の世界を紹介するという快挙を達成。


容姿だけではなく、知的女性というイメージも手に入れました。


やはり毎日毎日、たとえほんの数行でも、明るく、読者に心を配った
メッセージを文章を書き続けることで、テキストの書ける人というイメージと
ファンへの心遣い等、容姿以外のイメージが伝えられているからでしょう。


もちろん、忙しい中でも、自分の進むべき方向を見定め、
着実に歩を進めてきた彼女の努力の賜物なのでしょうが、
このブログの効果も非常に大きいと思います。


これが単純接触効果です。


女性誌のモデルさんが、ブログという普段と違う場所で露出をつづけ、
ファン層とは違う層と接触をつづけることで、確実に世界を広げていますね。


こういう例は他にもあります。
誘拐の被害者が長い時間犯人と一緒にいた結果、
犯人に好意をもつようになるというのもその1つです。


話は変わりますが、よくダイレクトマーケティング系の書籍で、
広告代理店が何度も広告を出させるという話を書いています。


その手の書籍では、まるで広告代理店が腐肉にたかるハイエナのように、
無駄な広告を大量に打たせているみたいに書いています。


しかし、冷静に考えてみればわかると思いますが、広告代理店だって
単発の仕事より、継続的に仕事がいただけるほうがありがたいわけで、
そのためには、お客様の業績をあげるために努力します。


つまり、広告代理店の言う、広告は何度も打たないと効果が無い
というのは、本当なのです。


予算がないのなら、紙面を小さくしたり、配布範囲を狭めたり、
印刷をモノクロにしたりして、とにかく回数は落としてはダメなのです。


ですから、私たちがキャラクターを使う場合、
お客様の目に触れうるところには、必ずキャラクターを露出させるのです。


看板、名刺、包装紙、伝票類、チラシ、DM、POP、徹底的にやりましょう。
予算がなければシールを作って、今使っているものに貼ればいいのです。


そうすることで、ただでさえ、親しみやすい性格があるキャラクターが、
お客様の心のうちに忍び込み、確実に自店を差別化することに成功します。


ぜひ、試していただきたいと思います。

それでは次回、お楽しみに。

Posted by born1963 : 16:00 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクター販促70 クチコミ

さて、今回は前回予告したのでクチコミがテーマです。
他に書きたいことができてしまったけど、予告したのでキチンと書きます。

では、想像してください。
クチコミをしてくださるお客様は、どんな方でしょう?



きっと、ものすごい上得意でしょう。
一度にご購入いただく金額が少なくても、購入頻度の高いお客様。


新製品をお勧めしても、「あなたが勧めるのなら」と
躊躇せずにご購入くださる方。


お客様なのに、来店(来社)時にお土産を持ってきてくださる方。


このような方が、あちこちでクチコミをしてくださいます。

神田正典氏の言うところの「信者」客ですね。
こういうお客様がいるとほっておいてもお客様は増えていきます。


では、どのようにしたら、この信者客は増えていくのでしょう?


もっともわかりやすい例が「思いがけないサービス」です。


私のような仕事をしていると、そういう機会はすくないのですが、
それでも、お客様が期待している以上の結果を残すようにしています。


同業の方のために種明かしをすると、クオリティに拘るのは大切なのですが、
もっと大切なものは納期なのです。


どんなにタイトな仕事でも、お客様が想像しているより速く納める。


なぜならクオリティの差というのは、ある水準をクリアすると
かかる手間と比して、その差が少なくなります。


その点、時間は誰にもわかりやすいですよね。


もちろん、こちらの手間がわかっていない人には通用しないですが、
そういう方は他で失敗したりしますので、気にしなくていいですよ。


ですから、誰にでもわかりやすい形で、
「思いがけないサービス」を提供することが大切です。


しかも、そのお客様が特別扱いされていると感じるように演出すると
より一層効果的です。


レストランならランチのあとに、
「オーナーからのサービスです」って言って、
女性客にのみ、プチデザートを出す。


誕生日のカードなどはいいですね。
手描きで一言メッセージが入っているとより効果的です。


もっと身近な例では、自社が取り扱っていない商品へのお問い合わせ。
こういう場合も、「取り扱っておりません」で済ませるのではなく、
心当たりを当たってみる。


お金の事しか考えていない人は、無駄な行為に思えるかもしれません。
しかし、宣伝費だと思えば、たいした経費はかかりません。


少しの手間と数十円です。


お客様は、お金を払ったその対価として商品やサービスを購入しますから、
そこには、感動は生まれません。


当たり前の行為に取るわけです。


そこに想定外のサービスを受ければ、驚きと感動があります。
それを常に意識するのです。


斉藤ひとりさんは言いました。
「目の前のお客さんを大切にすることしかできないんです」
「気はもむものではなく、配るものです」
ってね。


えっ? キャラクターと関係ないって?
いえいえ、その感動を提供するツールにキャラクターを使うんですよ。


プチデザートはキャラクターの顔(カワイイって喜ばれるの請け合い)。


メッセージカードにはキャラクター(店の名前を忘れていても、
看板に入っているキャラクターは忘れられません)


こころあたりを当たったらメモに書いて差し上げる。
そのメモにはキャラクターと電話番号を忘れずに。
試供品を差し上げて、今度はうちもヨロシクって言うのもありですね。
もちろん、試供品にはキャラクターをプリントしておきましょう。

そして、こういうツールを作るとさらにいいことがあります。
お客様がクチコミするときに、それを見せて話をしてくださるんです。


もちろん、デザートでは無理ですけど、話題には上りやすいですよね。
「あのお店でデザートをサービスしてもらった」より、
「あのお店でサービスしてもらったデザートが、カワイイの」
って言うほうが話題になるでしょ。

ほら、立派にキャラクター販促でしょう(笑)。

Posted by born1963 : 01:39 | Trackbacks (0) | Page Top ▲