キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)
キャラクター販促067 エビ売れ
10月3日の朝日新聞に“デジカメに「ピンクブーム」”という記事がありました。
ちょっとキャラクター販促から離れるのですが、
通低する部分はありますので、私見を織り交ぜてご紹介します。
その記事は蛯原友里さんが宣伝するFinePixのピンク色が売れていて、
他社も追随し始めたというお話です。
この記事では、
>火付け役は、「ピンクが好き」という人気モデルの「エビちゃん」こと
>蛯原友里さんを広告に起用する富士フイルム。
という風にエビちゃん効果について触れている。
で、SonyもCanonもピンクを出したそうだけど、断言してもいいです。
言うほど売れないって!
なぜなら、エビちゃんが宣伝しないから。
冗談抜きで、広告業界では「エビ売れ」という言葉があるらしい。
業界の片隅にいる私はネットで目にしたことはあるが、聞いたことはない。
だからまことしやかに語られる都市伝説の類かもしれない。
けど、現象としての「エビ売れ」はあるのだ。
単純に言うと、エビちゃんが宣伝した商品は“異常に”売れる。
この“異常に”というのがポイントで、タレントさんの人気では
考えられないほどバカ売れするのだ。
具体的に言うと
CanCamで彼女が着た服は他のモデルさんが着た服の20倍売れる。
ちなみにCanCamの中心メンバーの山田優さん、
押切もえさんの着た服もものすごく売れる。
この二人はだいたい5倍くらいというから、
何年に一度出てくるかってくらいのカリスマモデルの数字です。
私の聞いた話の中では、山田優さん以前に5倍売れたモデルさんは、
梅宮アンナさんだったというから、随分前の話ですね。
そう考えるとエビちゃんの20倍というのは明らかに“異常な”数字だろう。
ちなみに最初に書いたFinePix Z3は、さすがにそこまでは売れていない。
でもやっぱり“異常”なのだそうだ。
だいたいにおいてコンパクト型デジカメを買う人の男女比は一般的に
「7対3」らしい。ところが、Z3は「4対6」で女性が多いという。
これは正確には女性の絶対数が増えただけで男「7」はかわらず、
女性が「3」から「10.5」に増えたということなのだ。
それは予定の倍以上売れているという富士フイルムの話からも伺いしれる。
そして単に製品が良くて売れているだけではないことが、
次のことから想像できる。
実はこの機種、4色のラインナップがあるのだが、
一番売れているのがエビちゃんがCMで使っているピンクであるらしい。
全体の5割がピンクなのだそうだ。
男は林家ぺーさんのようなひとでもない限り、
ピンクのデジカメなんて買わない。
だから常識的に考えれば、ピンク色が売れるのは
3割の女性購入者の半分せいぜい15%程度だろう。
ところが出荷量の半分がピンクという。
つまり、他の色が売れないというのではなく、
先ほど同様ピンクが“異常に”売れているのだ。
ね。エビ売れ現象でしょ。
つまり女性がデジカメを買うようになったので、
ピンクのデジカメが売れているという単純な話ではないのです。
エビちゃんという異常な人気を誇るキャラクターが、
そのキャラクターにマッチした「ピンクのデジカメ」を持つ。
するとエビちゃんというキャラクターに憧れる女性が買う。
という構図ですね。
ここで注目して欲しいのは、他に例を見ないエビちゃんというキャラクターと
そのキャラクターにマッチした商品だと言うこと。
だから、このピンクのデジカメを買った人達は、ひょっとしたら、
エビちゃんがCMに出てなかったらデジカメ自体を買わなかったかもしれない。
なにしろ既に持っている携帯電話にはデジカメが付いているし、
普段はそれで充分事足りているのだから。
まぁ、これほどのメジャーな話は、一般的な話ではありませんが、
キャラクターの世界観が気に入られれば、必要ないものも売れるということ。
それは覚えておいてもいいでしょう。
ちなみに「エビフィレオ」も季節限定メニューだったはずが、
あまりに売れたので、レギュラーメニューに昇格。
さらにこの秋にはソースを変えたバリエーション投入されるという。
さあ、いつまでこの快進撃は続くのでしょうね。
Posted by born1963 : 20:49 | Trackbacks (0) | Page Top ▲
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