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キャラクター販促064 キャラクター販促の極意

このところ市場の検証とかが多かったので、
わかり易くキャラクター販促の極意をお伝えしたいと思います。

それは





「躊躇せずに目立て」


それだけです。


もちろん、その先、一貫性とか色々あるんですが、
まず「躊躇せずに目立つ」ことを考えてください。


これはカーコンビニ倶楽部の仕事をしていた時にわかったのですが、
道路に面して建物があり、看板や目立っているところは繁盛店が多く、
駐車場の奥に建物があるようなところは苦戦していました。


そういう所でも、のぼりを活用したり、導入看板を立てたり、
ネオンやポールサインを立てたりすれば、改善されました。


つまり、目立つことがとても重要だったのです。


チラシなども同じです。目立たないことには手にとってもらえません。


ですから目立つことに躊躇してはいけないのです。


とくにキャラクターは目立つには最適です。
61号で書いたように、擬人化させると人は無視できないのです。


つまり、文字や商品の絵で目立つよりキャラクターで目立つ方が簡単なのです。


ですから、キャラクターを導入することに躊躇してはいけないのです。

Posted by born1963 : 19:41 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクター販促063 キャラクターが受け入れられる背景

先日、とある企業が新しくサイトを立ち上げるというので、
その企画を依頼されました。


間に入った制作プロダクション(イベント系)の話では、
B to C ということでキャラクターを作りたいとのことでした。


企画をまとめて代理店にプレゼンしたところ、実際にはB to Bということで、
その企画自体がまるっきり無駄になったのです(苦笑)が、
B to C となると、当たり前のようにキャラクターが検討されます。


つまり、それだけキャラクターの有用性が認知されているということですね。



実際、ここ数年、日本におけるキャラクタービジネス市場規模は
ライセンスビジネスの売上高では年間2兆円、
ビジネス全体では年間売上高約5兆円といわれています。


子供たちが使う文具、ファンシーグッズはもとより、
ビジネスマン必須のネクタイにもキャラクターは進出していて、
キャラクターのない商品ジャンルはないといえるでしょうね。


こんな国は日本以外にはありません。


特にキャラクター市場が伸び始めたのが1990年代に入ってからで、
理由のひとつに生産技術が高度化して、商品自体に差がなくなった
ということがあるでしょうね。


手っ取り早く他社製品と差別化するには、
キャラクターを採用するのが一番効果的だったわけです。


若い人には理解できないかもしれないので、
どれくらい生産技術が高度になったのかわかり易く説明すると、
私がオートバイの運転免許を取得したころのディスクブレーキのバイクは
雨が降るとブレーキが利かなくなるという危険なものでした。


そのころ雨でも利くディスクブレーキはカワサキだけでした。
つまり、製品の性能の差がそのまま会社の個性にもなっていたんですね。


それが80年ごろの話ですよ。その後急速にブレーキは改善されましたが、
2サイクルのスポーツバイクのプラグがかぶる(オイルやガソリンが
付着して着火しにくくなる状態)なんてことが80年代半ばまでありました。


それが90年代に入ると今と大差なくなります。
中にはその頃に生産開始されて、いまなお新車が買える機種もありますね。


それくらい、生産技術が向上したのです。
どのバイクを買ってもブレーキは利くし、プラグがかぶることもない。
もちろん走行性能にも大差がないとなると、あとはデザインや
ブランドイメージだけですね。


そのブランドイメージの部分に各社キャラクターを採用したのですね。


それに加えて、漫画で育った世代(現在30〜40歳台)が
社会に進出してきたということが大きいでしょうね。


キャラクターの入ったものを手にすることに抵抗感がないのですね。


そのうえ、2000年を過ぎた頃から、
その世代が社会的にも責任のある立場に着くようになった。


ペプシマンや新潮文庫のパンダ、その他、
どんどん世の中に出していくのですね。


そうなるとキャラクターが「女子供のもの」という概念はなくなりました。


さらに長引く不況というのもあります。
先が見えない時代にある種癒しの役割を担っているのですね。


それはこの先、景気が回復しても、
八割以上の日本人がキャラクターグッズを保有し、市民権を得ている以上、
変わることなく多くの人に受け入れ続けられるでしょう。


というわけで、これからもキャラクター販促は相変わらず、
お客様からの支持を得られることでしょう。

Posted by born1963 : 01:22 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクター販促062 キャラクターに流行はあるか?

なんでも旬があるようにキャラクターにも流行があるのでしょうか?


子供にグッズを買い与えるのなら別にかまわないのですが、
自社のシンボルキャラクターが時代遅れになってしまったら?



そのたびに新しく作り直すのか?
それだと、また最初からお客様に浸透させなければならないのか?
経営者としては気が気ではないですよね。


たしかに、一度作ったらほったらかしというのは賛成しかねます。
ポーズのバリエーションを作ったり、季節に応じて衣装を変えたり、
飽きられない工夫は必要です。


また、時代に応じて多少のリファインは必要かもしれませんね。


しかし、キャラクター本体が時代遅れになるということは、
57号で書いたように、ノスタルジーを意識したものなら大丈夫です。


というのも、その時代時代に生まれた人気キャラクターを見てみると
そこに一貫性というか時代との関連性が希薄なのです。


確かに「たれぱんだ」「すしあざらし」「どこでも一緒のトロ」は
同じ1998年で、時代は癒しを求めていると言えそうですが、
同年はワールドカップで盛り上がるなど、
一概に癒しを求めていたとは言えないでしょう。


単純に「たれぱんだ」が流行ったので、二匹目のどじょう、
三匹目とたまたまうまく売れたということでしょう。


というのも、他の年を見てみると流行ったキャラクターが、
上記のように同系列のキャラクターでない場合も多く、
時代性とキャラクターが必ずしも一致していないことがわかります。


例えばマリオと北斗の拳は同じ1983年ですし、
ポケモンとエバンゲリオンも1996年で同じです。


時代性というので見ても、阪神大震災の年にペプシマンです。
リンクしているとは思えませんよね。


また、遊戯王と同じようなコンセプトでメルヘブンが5年後に続いたり、
ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊モノなど、
類似キャラクターがずっと人気を博しているなど、
かならずしも時代と一致しているわけではないようです。


さすがに1960年代前半までさかのぼると、未来志向というか、
そういうキャラクター(鉄腕アトム、鉄人28号、エイトマンが63年にTV放映、
スーパージェッター、宇宙少年ソランが65年など)が増えますが、
その頃は東京オリンピックを挟んで、国全体が躁状態でしたからね。


ということで、販促用のキャラクターが古くなるということは
あまり考えなくてもいいようです。


むしろ、ご飯をあげるように、普段からお手入れしてあげることが大切です。

Posted by born1963 : 17:28 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクター販促061 擬人化させる理由

キャラクターと言えば動物でも、植物でも、機械でもいいのですが、
擬人化されているのがひとつのポイントになると思います。


そのあたりがなんとなく子供っぽいとか思われる所以なんですが、
それにはちゃんと科学的な根拠があります。


私たちはただ生活しているだけで、実はものすごい量の情報に接しています。


目に見えるもの全てを一つ一つ認識していたら、
5分も経たないうちに疲れてしまいます。


人工知能の研究で一番難しいのが、
大量に入力される情報をフィルタリングすることだそうです。


これは「RAS(Reticular Activating System)]という
神経細胞ネットワークの働きなのだそうです。


外界から入ってくる情報を「これは必要」「こっちは不要」と
自動的に選抜しているのです。


例えば、発売前から楽しみにしていたゲームを買ってきて、
初めてプレイしたとします。


オープニングが済んでゲームが始まり、勢い乗ってくると、
奥さんが呼ぶ「ご飯ですよ」という声も気にならなくなるでしょう。


これはRASが必要な情報(ゲーム)だけを招きいれ、
それ以外の情報は「余計なもの」として排除するのが原因です。


このRASの仕組みは日常的に機能していて、
例えば通勤途中の風景なんて覚えていないのが普通ですよね。


で、このRASが勝手に排除しないものに人の顔があります。


もちろん小説を読んでいたり、何かに没頭しているときはダメですが、
風景をボーっと眺めているときなどに、人の顔に近いものは
RASが感知して意識に上げるんですね。


だから、壁の染みなどが心霊写真に見えたりするんです。


不思議なことに動物の顔ではダメで、人の顔のバランスが必要なんです。


逆に言うとどんなものでも、人の顔のバランスが保たれていれば、
人間は無視することができないんですね。


ということは、擬人化されているキャラクターが看板に入っているだけで、
文字だけの看板より人の目に留まりやすいということですね。


ちょっと覚えておくと、何かの折に話題として使えるかも知れませんね。

Posted by born1963 : 11:45 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

キャラクターへの熱い想い

「あんぱんまん」のことは皆さんご存知だと思う。

では、テレビに登場する前のあんぱんまんについて知っている人は?


実はアンパンマンというのは絵本から出発したキャラクターでした。


当初からあの「顔を食べさせる」くだりには、
出版社側からクレームがあったそうです。


私なんかも始めてそれを知った(すでにアニメになっていましたが)時、
エグイことするなぁと思ったものです。


ちぎってでこぼこになった顔でニコニコ笑っているアンパンマン。
初めて見たとき、正直、痛々しい気持ちと気味が悪い思いがありました。


もともとアンパンがヒーローなんていう世界なのですから、
他にももっと不快感を感じさせない解決方法があったはずなんです。


出版社の方も私と同じ思いだったのでしょう。
しかし、作者のやなせたかしさんはそうはしなかった。


そして数年後、やなせさんは擦り切れてボロボロになった
「アンパンマンの絵本」と幼稚園で再会します。


保育士さんの「本が擦り切れるほど子供たちはアンパンマンが好きなんです」
という言葉とともに。。。


その最初の「あんぱんまん」の絵本のあとがきに

「本当の正義というものは決して格好のいいものではないし、
そのために必ず自分も傷つくものです。
そういう捨て身、献身の心なくして正義は行えません。

正義の超人は本当に私たちが困っている飢えや公害などと
戦わなくてはならないのです。

アンパンマンは焼け焦げだらけのボロボロのこげ茶のマントを着て、
恥ずかしそうに登場します。
自分を食べさせることによって飢える人を救います。
それでも顔は気楽そうに笑っているのです。」

と書かれていました。


私はこのくだりを、今読んでも目頭が熱くなります。
児童向けの絵本にここまで深い思慮と、
熱い想いでキャラクターを描いていたのかと。


アンパンマンの声優戸田恵子さんがこのオファーを受けたとき、
脚本を読んで夫の井上純一さんに、
感涙して(本当に涙したらしい)アンパンマンの優しさを語ったといいます。


一流の表現者の豊かな感受性は、敏感な子供の感受性とともに、
アンパンマンの本質を見抜いていたんですね。


Posted by born1963 : 11:37 | Trackbacks (0) | Page Top ▲