トップページ >キャラクター > メールマガジン1> キャラクター販促059 キャラクターへの熱い想い

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス:

キャラクター販促059 キャラクターへの熱い想い

前回に引き続き今日も書籍からインスパイアされたお話です。
『客は集めるな!〜お客様とのきずなを作る3つの関係〜』


この本にお客様との絆づくりのために書いている会報が載っているのですが、
その一節にアンパンマンの話があります。


どうやら著者の店舗には
アンパンマンのぬいぐるみが沢山置いてあるらしいのですが、
なぜアンパンマンを置いているのかが書かれてあります。


北海道のアンパンマンミュージアムに家族旅行したときに、
アンパンマンの歴史を知り、感銘を受けたのだそうです。


アンパンマンというのはもともと絵本から出発したキャラクターでした。


当初からあの「顔を食べさせる」くだりには、
出版社側からクレームがあったそうです。


私なんかも始めてそれを知った(すでにアニメになっていましたが)時、
エグイことするなぁと思ったものです。


ちぎってでこぼこになった顔でニコニコ笑っているアンパンマン。
初めて見たとき、正直、痛々しい気持ちと気味が悪い思いがありました。


もともとアンパンがヒーローなんていう世界なのですから、
他にももっと不快感を感じさせない解決方法があったはずなんです。


出版社の方も私と同じ思いだったのでしょう。
しかし、作者のやなせたかしさんはそうはしなかった。


そして数年後、やなせさんは擦り切れてボロボロになった
「アンパンマンの絵本」と幼稚園で再会します。


保育士さんの「本が擦り切れるほど子供たちはアンパンマンが好きなんです」
という言葉とともに。。。


その最初のアンパンマンの絵本のあとがきに

「本当の正義というものは決して格好のいいものではないし、
そのために必ず自分も傷つくものです。
そういう捨て身、献身の心なくして正義は行えません。

正義の超人は本当に私たちが困っている飢えや公害などと
戦わなくてはならないのです。

アンパンマンは焼け焦げだらけのボロボロのこげ茶のマントを着て、
恥ずかしそうに登場します。
自分を食べさせることによって飢える人を救います。
それでも顔は気楽そうに笑っているのです。」

と書かれていました。


私はこのくだりを、今読んでも目頭が熱くなります。
児童向けの絵本にここまで深い思慮と、
熱い想いでキャラクターを描いていたのかと。


アンパンマンの声優戸田恵子さんがこのオファーを受けたとき、
脚本を読んで夫の井上純一さんに、
感涙して(本当に涙したらしい)アンパンマンの優しさを語ったといいます。


一流の表現者の豊かな感受性は、敏感な子供の感受性とともに、
アンパンマンの本質を見抜いていたんですね。


翻って自分のキャラクターを見たとき、その想いは足元にも及びません。


このメルマガでも、散々、キャラクターはオンリーワンだ、
ストーリーが大切だ、細部にこそ魂が宿るのだ、と、
えらそうなことを書いてきましたが、恥ずかしくなります。


もちろん私が作るキャラクターは純粋な作品ではなく、
あくまでもお客様のご商売をお手伝いするものです。


しかし、それでもお客様の熱い想いを絵にできるよう
精進しなければと、考えを新たにしました。


もし、この先皆さんがキャラクターを作る機会があったなら、
ご商売に対する熱い思いをデザイナーに伝えてください。


キャラクターのシルエットだとか、モチーフだとかは所詮テクニックです。
本質ではありません。


是非、覚えておいていただきたいと思います。


さて、ご紹介した『客は集めるな!〜お客様とのきずなを作る3つの関係〜』


とてもいい本です。ほんとに広く経営全体を取り上げていて、
全てが人と人との関係作りをベースにしてるのです。


私たちは、どうすればきずなを強くできるのか?と聞かれても、
なかなか明確に答えられません。


だけど、この本にはこの答えが丁寧にいくつもの事例が載っています。
本当に大切な当たり前のことに気づかせてくれる本と言えるでしょう。


ただし、タイトルの「客は集めるな!」は良くない。
単に出版社のマーケティング施策であることは明白で、
それこそ、この書籍で著者が、お客様との関係作りで語っていることに
反することです。出版社には猛省を促したい。


とはいえ、それは著者の責任ではないでしょう。
この本自体は、「ビジネス」を長い目で考えている人にとっては、
おそらくどんな 類書よりも役に立つと思います。


『客は集めるな!〜お客様とのきずなを作る3つの関係〜』


ぜひ、ご一読を。

Posted by born1963 : 02:15 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

無料メールマガジン「クチコミを生むキャラクター販促活用術」

キャラクターを使った販促の方法を紹介しています。 キャラクターの持つチカラを紐解き、ビジネスに活用しましょう。(マガジンID:0000132694)

メールアドレス: