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34 皆が納得できるキャラクターづくり

前回は楽しくなければキャラクターじゃないということで、「カーコンビニ倶楽部(R)」の立ち上げ期の話を取り上げました。今回はその続きです。

「カーコンビニ倶楽部(R)」のマークはキャラクターで行こう、ということは決まりました。しかし、それからが大変でした。なかなかみんなが納得できる物が生まれないのです。

車を擬人化したものを中心に、頭が自動車のロボットの様な物、自動車と動物を合体させたような物、羽の生えた自車、
動物のドライバー、未来的な物など、様々なキャラクターを複数のイラストレーターに発注し、提案しました。中には話が進んで、提供するサービスごとのバリエーション展開まで作ったものもありますが、最後のところで話がまとまりません。

なにかが足りない。みんながそう思っていました。

そう、なかなかピッタリしたコンセプトが見つからないのです。

通常のマークなら「気軽さ」「技術力」「信頼感」といった抽象的なコンセプトでも大丈夫なんですが、キャラクターはもっと具体的なコンセプトが必要なのです。「カーコンビニ倶楽部(R)」の提供するサービスにピッタリのコンセプト、それが決まらないから、いいキャラクターも生まれないのです。


それからコンセプトをもう一度考えました。


「カーコンのサービスの目玉は?」自問します。
すぐに思いつくのが「45分でできる鈑金塗装。」

「それの今までとの違いはなんだ?」さらに特徴を考えます。

「従来なら鈑金って、1週間かかって、仕上がってくるまで幾ら費用がかかるかも分からない。でもカーコンは45分。しかも最初に見積もりした金額通りでできる」具体的に他社サービスとの比較をします。


「じゃぁ、それを一言で言うと?」また自問。

「『まるで魔法のようなサービス』かな?」

それだっ!

コンセプトが決まりました。コンセプトが決まれば、あとはデザインです。とりあえず、魔女と魔法使いの2方向、各2案づつ、計4案作りました。


プレゼンの日は今でも覚えています。

カーコンビニ倶楽部の親会社の広報部から上がってきたコンセプトや、代理店から上がってきたコンセプトと一緒に、我々の魔女を提案しました。大きな紙に複数のキャラとマークをプリントしたものを壁に貼り出します。

その瞬間、他の案はなくなりました。会議室は一気に魔女に意見が固まりました。


しかし、そこからがまた一苦労でした。キャラは車に乗った魔女に決まったものの、そのタッチが決まりません。複数のイラストレーターに発注しました。上がってきたものは、有名な人はその人の絵になってしまいます。また、挿絵を描いているような若い人の絵は、逆に印象が薄い感じで、こちらの意図する「看板にマークとして使える」ものにはなりません。

結局、もう一度、今度は絵のタッチのコンセプトを考えました。

「明るく楽しいこと」→「ポップカルチャー」

「自動車にマッチすること」→「車に絵を描くと言ったらアメリカだよな」

「長く使われるので飽きがこないこと」→「レトロ?」

というように連想。
1960年代前半のアメリカを感じさせるタッチということになりました。


あとは自分の頭の中にあるイメージに忠実に自分で描き起こすだけ。こうして、あのキャラクターが完成したのです。魔女をキャラクターとして販促に活用したのは、日本初だと思います。自動車業界の商標としては間違いなく世界初です。

このキャラクターは大変人気が出ました。最初にテスト的にお客様に配るノベルティとしてライターを作りました。それが好評で、営業車両用のステッカー、携帯ストラップ、のぼり、ユニフォームなど、どんどんデザインしました。

もとより、それに伴い「カーコンビニ倶楽部(R)」も急成長。私はキャラクターを販促に利用する方法を学ぶことができたのです。


おわかりいただけたでしょうか。キャラクターを作るということは、単に絵を描くということではありません。キャラクターの用途を考慮し、商品の特徴を取り入れた販売戦略を立てるということに限りなく近いのです。

参考にしていただければ幸いです。

Posted by born1963 : 18:31 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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